トップメッセージ

はじめに えっ?旅行が日本経済の柱になる?

少子高齢化による人口減少が加速しています。このまま放置しておけば国内の経済活動は縮小し、私たちの暮らしに大きく影響することは間違いありません。そこで政府は観光業、とりわけ“インバウンド (海外からの訪日旅行)”に注力しているのです。つまり「平和産業である観光業を、これからの日本経済の重要な柱にしよう!」というわけですね。私たち旅行業者に対する期待も非常に高く、現在、業界全体が一致団結してこの取り組みに挑戦しています。自動車製造業などの基幹産業と同じように、旅行業が日本経済を支える時代がやってくる。そう考えるとワクワクしてきませんか。そう、私たちの事業には“夢”があるのです。

会社の特長 鉄道会社+旅行会社の強みとは

当社の設立は1961年。名古屋鉄道のグループ会社ですので、鉄道やバスはもちろんのこと、ホテルや明治村などの観光施設をパッケージで扱えることが強みです。もうひとつの強みが国際貨物部門を併せ持つ点。これは国内の旅行会社の中では極めて珍しく、当社独自のサービスを可能にしています。そして、みなさんに知ってもらいたい特長がもうひとつあって、それは鉄道会社のインハウスエージェンシーであるがゆえに、何よりも安心・安全を優先するという点です。旅行にしても物流にしても、関わる人すべてがいつも笑顔でいられること。それはときに会社の収益よりも優先され、お客さまからの「名鉄さんなら安心ね」というブランド力の源となっています。

求められる取り組み もっと創造的に、もっと挑戦的に

私たちは今まさに変革期の真っ只中にいます。インターネットの進歩によって、旅行に対するニーズはより多様に、よりパーソナルにと細分化が進んでいます。それはグローバル化が進む国際貨物事業においても同様です。海外市場の拡大と物流網の複雑化により、荷主さまからの要望も多様化を極めています。既存のやり方に囚われず、いかにお客さまの声を敏感に捉え、新しいサービスを生み出していくか。その創造性が当社のこれからを大きく左右するのです。旅行事業、国際貨物事業ともに“世界をつなぐ仕事”である現在、今後ますます海外での事業展開が増えていくはず。あらゆるシーンでこれまで以上のチャレンジが求められるでしょう。

求められる人材 良き従業員である前に、良き社会人であれ

これからの時代を生き抜くために求められる力として、進むべき方向をいち早く察知する情報感度の高さや、前例のない取り組みに果敢に挑むフロンティア精神などがあげられます。しかし、これらは一朝一夕にできることではありません。お客さまとの間に信頼関係がなければ、隠された本音などの貴重な情報を得られるわけもなく、挑戦的な提案を受け入れてくださることもないでしょう。すべての仕事の土台となる“誠実なコミュニケーション”がとれる力を身につけてはじめて、これらのスキルが輝くのです。私が“良き従業員である前に、良き社会人であるべき”を大事にしているのは、そうした理由からです。

会社の風土 モチベーション高く働ける職場環境を

たとえば、職場がギスギスしていたらお客さまに笑顔で接することができるでしょうか。どれだけIT化が進んだとしても、人間が働く以上は“気持ちよく働けるかどうか”が仕事の質に大きく影響します。私たちが明るく風通しの良い職場づくりに力を入れているのはそのためです。また、誰かが仕事で成功を収めた際は、その事例を全国共有。「すごいね!」と表彰したり励まし合ったりすることで、事業への参加意識を高めています。嬉しいことがあると思えば、ワンランク上を目指そうと頑張れますし、結果として優れたサービスを提供できます。その事例を評価されてまた嬉しくなって・・・という好循環が、次を目指すモチベーションを生み出しています。

最後に 自分の仕事に誇りをもって働けるように

私の育成術は“褒めて伸ばす”というもの。些細なことも褒めながら「あなたはとても価値がある仕事をしている」と社員一人ひとりを励まし続けてきました。自分の仕事に誇りさえもてれば、ひとつひとつの仕事に心を込めることができますし、難題にも前向きに取り組め、たとえ挑戦が失敗に終わっても再び顔をあげられるはずです。そうした強い心があれば、この先どんな外部環境の変化があっても怖くはありません。50年以上に及ぶ会社の歴史の中で、誰も経験したことのない挑戦がすでに始まっています。ここに希望に満ちた若い力が加われば、これほど心強いことはありません。みなさんと夢を共有し、ともに働ける日を今から楽しみにしています。

ちなみに・・・ 大西社長はこんな人

昭和53年 名古屋鉄道株式会社入社
平成6年 同 社 人事部課長
平成16年 名鉄協商株式会社 第3営業本部長
平成19年 宮城交通株式会社 常務取締役
平成21年 同 社 代表取締役専務
平成23年 同 社 代表取締役社長
平成25年 名古屋鉄道株式会社 代表取締役専務
平成27年 同 社 代表取締役副社長
平成29年 名鉄観光サービス株式会社 代表取締役副社長
平成30年 同 社 代表取締役社長(現任)

<仕事観> 従業員に感謝!
“企業は人なり”と言われるように、会社を支えているのはまさに“人”だと実感しています。私自身、東日本大震災の被災者のひとりですが、当時在籍していた会社をどん底から救ってくれたのは、従業員全員の踏ん張りでした。そのような経験もあって、従業員の努力にいつも感謝し、彼らの踏ん張りに応える会社の発展と従業員の豊かさを実現させたいと考えています。

<座右の銘> 故事成語にある“先憂後楽”
「常に従業員に先立って会社のことを心配し、従業員が楽しんだ後に自分が楽しむ」という意味合いです。もうひとつの解釈として「辛くて苦しいことは先送りにせず、早く解決する」があり、私はその姿勢で仕事に望んでいます。そうすることで悩む時間が少なくなりますからね。

<社長としての夢> 困難に負けない明るい会社をつくること
これまでどんな困難に直面しても「へこたれないぞ!」と自らを奮い立たせて乗り越えてきました。その経験をもとに、苦境に負けない“強い名鉄観光サービス”をつくることと、従業員の笑顔を増やすことが現在の夢ですね。これを実現させるため、全社員のベクトルを合わせて総力戦を展開していきます。