健康(食)豆知識

認定NPO法人ヘルスプロモーションセンター

佐藤 和子

蛋白質は最も重要な栄養素です①

私達の体の構成成分は、水66~68%、蛋白質14~16%、脂質12~13%、無機質4%、糖質、核酸・その他1~2%です。

蛋白質は生体の構造や機能の上に大きな役割を演じています。

すなわち骨や血管のコラーゲン、筋肉の収縮蛋白、血清アルブミン(組織の膠質浸透圧の主役であるとともに物質輸送に役立つ)、物質代謝に関与する無数の酵素、免疫物質、ヘモグロビン、ホルモン、遺伝子情報の発現など生命現象に直接かかわりをもつ物質として蛋白質は最も重要な栄養素といえます。

健康を維持するために必要な蛋白質量は、大人では一日量として90~60gくらいです。

毎食30g位を目安に食べるとよいでしょう。

蛋白質の供給源としての食品は動物性(魚・肉・卵・乳類)と植物性(豆)といろいろありますが、食品100gあたりの蛋白質含有量でみますと、魚では種による差がみられ25~16g、肉では部位による差が大きく23~13g、卵は12g、牛乳3g、チーズ20~8gとなっています。

豆では、16~9g位ありますので、毎食の蛋白質源は魚と豆を中心に整えて食べることをお勧めします。

毎食、①蛋白質②カリウム③ビタミンなど健康維持に必要な栄養素を整えた食事を心がけることが大切です。

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